やりたいやりたいと思いつつ、やってよやってよと周りに言われつつ、手をつけていなかった事の1つ。
着物リメイクでバッグを作る!
ようやく挑戦しました。
思っていたよりわかりやすく、作りやすく、そして楽しすぎました。
名古屋帯からマチつきトートバッグ
先日入手した、かわいい椿柄の名古屋帯。オレンジ・黄色・グリーンのビタミンカラーです。
「私、よく似た柄の、同じような色合いの名古屋帯、持ってるんだったよな。。。」
と迷いつつ、やっぱり買ってしまった。
好きなものは、好きなのです。
こちらはリサイクル品でしたが、アイボリー地もとっても綺麗で、お太鼓の柄をうまく使ってバッグにしたいなと。
考えた末、『折マチのトートバッグwithバンブーハンドル』を作ることにしました。
一度決断すると、早く完成品が見たい、見せたい衝動にかられ、製作はどんどん進みます。
帯をほどき、
・接着芯は使わずに帯芯をそのまま再利用
・帯幅は最大限活かし
・内ポケットには折り線がついていた手先の小さい椿柄を使って折り線の上をミシンがけして2ポケットに
・トートの両脇に剥き出しになった縫い線を隠したかったので、むかーしほどいた渋グリーンの紬の着物の衽でくける
型紙などなしの、行き当たりばったりで決めていく製作。
そして、出来上がりました!
A面。オレンジと黄色の椿。
B面。こちらはオレンジの椿がメイン。
その日の洋服や気分によって、「今日はこっちの柄を出そ!」とか、できたら良いなと。
内ポケットもかわいいんですヨ。
アイボリー地の内布に椿模様が目に入ると、にっこりしちゃいます。
私が持つとこんな感じです。
このバッグは母(身長高く、ワイドパンツ系の服装が似合う)が持つことを前提に考えたので、
A4のクリアファイルが縦に入る大きさで、お友達とのちょっとした集まりや習い事に行くとき、洋服コーデの最大のワンポイントとして使えるようにしました。
白シャツにデニムのパンツ、足元はスニーカーで持っても、とっても素敵だと思いませんかー。
嬉しくて自画自賛です。
後日、実際に母に届けましたら、トップスはオリーブグリーンのチャイナ襟チュニックにデニムのバギーパンツをあわせて着替えてきまして、「これで良いかしら♪」と、そのまま買い物に出かけました。
また同じくらい可愛くて綺麗で、名古屋帯なのにこれだけ柄があるお品に、必ずや出会えますように!
紬の着物からフリルトートバッグ
帯のバッグで楽しさを知り、自分用に何か欲しくなった私。
「ちょっとそこまで」でも、容量のあるカジュアルなバッグ、しかもショルダーがいいなあと。
ほどいてから何も作っていない、赤黒の大きなブロックチェックの紬をバッグにしたらかわいいではないか!
と、その存在を思い出しました。
数寄屋袋にするには、チェックが大きすぎるのと赤黒の色の差がはっきりしておらず微妙なのとで、あまり映えないなと思って保管したままだったのです。
普通のトートバッグにするより、何か工夫したい。
ということでこちらも悩んだ末、フリルつきのトートバッグを作ることにしました。
内布は、こちらは数寄屋袋にして販売したことのある、紬の羽織をほどいたものを。赤系の花模様なので、チラ見えしたらかわいいですよね。
作り的には、ほんの少しマチを作り、見返し部分にマグネットボタンをつけ、内ポケットは内布と共布を使いました。
フリル部分は長さ2メートル。コットン生地で作るなら、途中で布の継ぎ足しが必要な長さだけれど、今回は着物の衽の部分を全て使ったので継ぎ足し要らず。すいすいと作業が進みます。
そして、完成。
私も高身長ですし、縦長でA4がギリギリ入る大きさで、冬の着膨れしたコートの上からも肩掛けできるようにショルダー紐の部分を若干長くしました。
見返し作って良かった。
ご近所用に、どんどん使っています。お財布、スマホ、エコバッグを常に入れています。
屋外の自然光の中だと、もっと赤と黒の差が綺麗に見えて、かわいさが増します。
これからはバッグも市販の物を買わないで、自分で着物リメイクした物を持ちたいなって、思ってしまいました。
手間はかかるけれど、持ってるだけで嬉しくなる、そんなバッグになりました。
ということで、いつもは数寄屋袋に良さそうな布・着物はないかなとパトロールをしている私ですが、これからは帯集めもしてしまいそうです。
こちらからどうぞ。オリジナルな数寄屋袋、おつくりしています。
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