廃棄される帯締めから生まれた、帯締めバッグ
帯締めを、もう一度日常へ。
最近は、帯だけでなく、帯締めも大量に手放される場面を見かけるようになりました。
着物関連の催事では、帯締めの詰め放題イベントが行われていることもあり、
かつて大切に使われていたものが、行き場を失っている現実を感じます。
帯締めに、ハサミを入れるということ
正直に言うと、最初はかなりためらいがありました。
帯締めは、着物姿の最後を整える存在。
細い一本の中にも、職人さんの手仕事や、日本らしい色合わせが詰まっています。
けれど、バッグとして新たな形に生まれ変わった姿を見た時、
「こういう受け継ぎ方もあるのかもしれない」と思うようになりました。

帯締めバッグの魅力
帯締めならではの立体感や光沢感は、小さなバッグになっても存在感があります。
錦糸や銀糸の入った帯や帯締めを使うと、少しフォーマル寄りの印象に。
一方で、まちなしのシンプルな形にして、
大胆な柄合わせで仕立てると、軽やかでカジュアルな雰囲気にもなります。
デニムやシンプルなワンピースに合わせても、
どこか和の空気を添えてくれるのが、帯締めバッグの面白さだと思っています。

吉祥文様を、日々のお守りのように
帯締めや帯には、古くから縁起の良い吉祥文様が数多く使われています。

繁栄、長寿、良縁、魔除け。
意味を知って持つと、小さなお守りのような感覚になることもあります。
ご自身用としてはもちろん、
節目の贈り物や、海外の方へのギフトとして選ばれる方も増えています。
一点ものとして
CRAFT CANAの作品は、すべて一点ものです。
帯締めの色や組み合わせ、素材感によって、
同じ形でも雰囲気は大きく変わります。

古いものをただ残すのではなく、
今の暮らしの中で自然に使える形へ。
そんなことを考えながら、日々制作しています。