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椿(カメリア)の数寄屋袋

椿は縁起が悪くない

エンジ色をベースに、金で縁取られた紅白椿の数寄屋袋をつくりました。

 

椿は冬の花のイメージですよね。茶室の花としてもよく見かけます。

 

着物のシーズンでは、椿柄は11月前後〜4月前後。
と言いつつ、近年ではあまりこだわりなく、皆さん着ていらっしゃいます。椿柄の浴衣もあるくらいだし。

 

「花がボタっと落ちるから、椿って縁起が悪い花なんでしょ?」と思う方もいらっしゃるかもですが、それは昔、武士が「首が落ちるから不吉」という意味合いで嫌っていたから。

 

「落ち椿」という俳句の季語もありますね。

 

一方、長寿を祝う「椿寿(ちんじゅ)」という言葉もあります。

 

花言葉は、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」。大和撫子な言葉たちですね。

 

椿と山茶花の違い

茶室に椿らしき花がいけてある時、「あ、椿ですか?」「…山茶花?」「…どっち?」という会話がなされることも。

椿と山茶花、英語ではどちらもCamellia、です。

最もわかりやすい見分けポイントは、前述のように花が首から落ちるか(椿)、花びらが1枚ずつ落ちていくか(山茶花)。

でもそんなの茶室ではわからない。そこで。

  • もし花が立体的にこんもりと咲いていたら、椿。
  • 平面的に平たく咲いていたら、更に、香りがあったら、山茶花。

ということです。椿は日本が原産国。文明開化を機に海外へ紹介されて以来、外国の方にも大変人気があります。

日本のお土産にベタな桜柄ではなく、椿柄の和小物をプレゼントするのも喜ばれるかもしれません。

三重県鈴鹿市にある恋愛成就のパワースポット、椿大神社 tsubakidaijinjaをご存知ですか?

境内に松下幸之助さんが寄進された茶室「鈴松庵」があり、流派を問わずに一般開放されています。山の湧き水で点てたお茶(有料)をいただくこともできます。

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