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【和装や和洋折衷コーデにも】リボンの髪飾り

着物の襟や衽部分から、そして、ウィリアムモリスのコットン生地から、布リボンを作って髪飾りにした作品の販売を開始しました。

ありそうで、なかなか無い。
あったとしても、結構お高い。
特に和装用なんて普段使いじゃないし、そんなにお高いものをゲットしてもあんまり使わない or 結婚式や成人式の1度しか使わないよ!
・・・なんて思いのある方もいらっしゃると思います。

私も、たまにネットで見かけて、「あ、かわいいな。・・・え?!たか〜〜〜。買わなーい。」なんて独り言を言ったりしています。

着物から作る和リボンの髪飾り

祖母から孫へ、のリボン

こちらは、赤い絞りの羽織を「何かに使って」と私に託してくださったおばさまに何か作りたいなあと思っていたら、お孫さんが来年成人式だとうかがい、ただそのイメージだけで作ってみた髪飾り。

実際は、お孫さんが振袖を着るかも知らないけれど、「おばあちゃまの若い頃の着物で作った髪飾りだよ」って渡していただけたら、記念というか思い出にもなるかなと。

ちょっと頑張って玉飾りまで作ってみました。この3点があれば、お花の髪飾りと合わせたり、シンプルに1つだけつけたり、後々お友達の結婚式にお着物で出席する時に使っていただけるかしら?なんてウキウキしながら一気に作ってしまいました。

ボリュームたっぷりリボン

こちらは、たまたま入手できた花嫁衣装からと、前述の赤い羽織からアップサイクルした髪飾り。
3段フリルリボンがアシンメトリーに右へ垂れ下がるデザインです。

ヘアコーム仕上げになっています。

リボン自体がややボリューミーで豪華ですので、髪型もある程度大きめのまとめ髪にしていただき、存在感が出るようにと思って作りました。
ご自身でヘアセットなさる場合は、つけたい位置にヘアコームを差し込み、さらにコーム部分に斜めにアメピンを刺すなどして補強。リボンのタレ裏にアメピンを通して位置を調整、してください。

紅白のお作りです。

フラットなかっちりリボン

こちらは今作ってる中では最も平たいデザイン。
まとめ髪のあんこの中央にとめても、耳元のサイドにとめてもかわいいです。

こちらもヘアコーム仕上げ。上記の髪飾りと同様、つけたい位置にヘアコームを差し込み、さらにコーム部分に斜めにアメピンを刺すなどして補強すると良いです。

白いほう、アイボリー地に丸い菊紋の地模様が入っていて、かわいいのです。まだ使ってないけど、ところどころに刺繍も施されている生地でした。

絞りの羽織のお着物も、一見は「シボ」の部分だけが表に出ていますが、ほどいてみると中にはシボのない部分も出てくるんです。

八の字の立体リボン

これはこの形のリボンをデザインされたリボン作家の方がいらして、ルルーリボンby mireille、です。
単発レッスンを受けてライセンスを取得。ベーシックのサイズからだいぶ大きくしています。

ピンクの絞りからのお作りもあります。淡いピンクが最高にかわいい。

こちらはクリップ仕上げ。紙につけると立体的なデザインが映えます。

絞りで作ると、シボ(生地のボツボツしたところ)が美しくて、ついついじいっと眺めてしまいます。触っても、ボツボツが気持ち良いのです。

上記2点に比べると、カジュアルにも使えるかな?という印象です。個人的には。

普段使い用和洋折衷リボン

カジュアルにもお使いいただけるリボン髪飾りも製作。

数寄屋袋とお揃いです。
デニム着物にあわせたり、和洋折衷コーデであわせてみたら素敵だろうなあと思いながらお作りしました。
真ん中の部分は黒のベルベットリボンを使っています。

リサイクル着物から何かを作る時、生地の汚れや痛みなど、状態も気になるものです。
ちゃんと確認して「大丈夫」と思って作業していても、ある日、「えっ!!!今日見たらここ焼けてる!」「あれ???ここに汚れのようにも見える色変が。。。」なんて、気がつくこともあります。
そんな時、リボンは普段作っている数寄屋袋とは布面積や布の取り方が異なるので、「あ、この部分除いて後でリボンにしよう」って、なるので、「かわいい着物だったのに捨てなくてはならぬ」という思いを最小限に減らせるのです。(つまみ細工ができたら、もっと有効活用できそうですが)

ウィリアムモリス生地で髪飾りを

いちご泥棒だと、いちごをついばむかわいい鳥さんがリボンでは隠れてしまうので、まずはピンパネルから着手。

こちらは、サイズ的には大きめとも小さめとも言えず、くらいのものにしました。

ピンパネルといえばこのカラー、定番のブラウン。生地単体でもエレガントで、うっとり眺めてしまう美しさ。

ちょっとかわいさがプラスされたダークレッド。

大人シックになるブラック。
ブラックというよりは、グリーンの印象が強め。

真ん中のベルベットリボンにコットンパールをひと粒、つけています。

まとめ髪の中央につけても、ボブヘアやショートヘアの耳上、サイド部分につけても良き良きです。

私のモノづくりのテーマは『シンプルに可愛く、上品に』なのですが、髪飾りは組み合わせるもの(リボン、チャームなど)によって季節感を出したり、色々な雰囲気のものがお作りできそう。

・・・というわけで、これからは手軽に手頃にお迎えできそうな和装リボンちゃんたちも販売していきますので、お付き合いくださいませ。

追記。
帯からリメイクした白リボン、絞り羽織からリメイクした黒リボンも追加しています。


西陣やプラチナ箔などの帯を使っていますので、ハリもあって豪華です。

クラフトカーニャの販売サイトへはこちらからどうぞ。オリジナルな数寄屋袋、おつくりしています。